夏の秋田
竿燈が上がり、湖と滝の水が主役になる季節。夜の祭りと昼の涼を、同じ一日に入れられます。夏の見どころをエリアごとに引けます。

服装と持ち物
日中は暑くても朝夕は涼しく、山や海沿いは一枚必要になります。祭りは夜も屋外なので、汗の処理と羽織りの両方を。山の湿原や滝は虫よけが効きます。日差しは強いので帽子を。
この季節の行事
この季節の見どころ
秋田市
- 赤れんが郷土館
石とれんがの建物は中がひんやりしています。暑い日の避難先を兼ねた見学。
- 秋田空港
祭りの季節は到着便が混み合います。バスの時刻を確かめるのが先、土産売り場はそのあとです。
- 秋田県立美術館
「秋田の行事」の竿燈の場面と、外の本物の祭りが重なる唯一の季節。
- 秋田市民市場
岩牡蠣が主役になります。その場で開けてもらって一つ、が夏の通過儀礼。
- 秋田駅
竿燈まつりの四日間だけ、駅全体が祭りの入り口になります。浴衣と提灯が改札を抜けていきます。
- 秋田城跡
築地塀の白と芝の緑。木陰が少ないので、歩くなら朝夕です。
- 竿燈大通り
竿燈まつりの会場。祭り以外の日は幅の広いただの通りで、その落差も含めて秋田市の夏。
- 川反
竿燈の四日間は祭り帰りの人で夜が長くなります。川風の通る席から埋まっていきます。
- あきた芸術劇場ミルハス
竿燈の時期は公演と祭りをはしごできる立地。夜の帰り道は堀端が涼しいです。
- 太平山三吉神社
夏の例祭と、太平山への登拝の季節。山頂の奥宮まで登る人はここで手を合わせてから。
- ねぶり流し館
まつり本番の予習と復習はここで。実演の日は太鼓の音が通りまで漏れてきます。
- 大森山動物園
夜の動物園が開く時期があります。昼と行動の違う動物を見るなら夜の部です。
- セリオン
展望室から男鹿半島と日本海の水平線まで見通せます。上がるなら夕日の時間帯です。
- 千秋公園
外堀を蓮の葉が埋め尽くし、朝に花が開きます。花の時間に合わせるなら午前のうちに。
- 土崎みなと歴史伝承館
7月のまつりの前後に来ると、通りの熱と展示がつながります。
男鹿
- ゴジラ岩
日没が遅く、夕日と岩を合わせやすい季節。口の位置に夕日が重なる時間に人が集まります。
- 八望台
潟の青と戸賀湾の青が別の色をしているのがわかります。夕方は西日が正面です。
- 寒風山
緑の芝の上をパラグライダーが飛びます。風の山であることが目でわかります。
- なまはげ館
面の展示は屋内。半島ドライブの途中で天気に関係なく組み込めます。
- 入道崎
芝生と海と灯台のコントラストがいちばん強い季節。岬の食堂で海藻や貝の定食が出ます。
- 男鹿水族館GAO
半島ドライブの折り返し点として使いやすいです。館の前の磯は透明度が高いです。
- 男鹿温泉郷
海の幸が膳に上がる季節。夕日を入道崎で見てから宿に戻れる距離にあります。
- 男鹿駅
駅を出るとすぐ港の匂いがします。夕方の上り列車は部活帰りで席が埋まります。
- 大潟村
見渡す限りの緑の水田。日本で唯一「地平線が田んぼ」の風景があります。
- 真山神社
参道は木陰で、真夏でも涼しいです。蝉の声と社殿だけの時間が流れます。
- 雲昌寺
梅雨のさなかが本番です。株を挿し木で増やし続けた住職の手仕事が、斜面を一色の青に変えます。見頃の観覧は有料で、朝の早い時間帯が静かです。
仙北
- 抱返り渓谷
木陰の遊歩道は下界より涼しいです。水の青さは夏の光でいちばんよく出ます。
- 御座石神社
湖の青が深まる季節。鳥居越しの湖面を長く眺めていられます。
- 角館樺細工伝承館
涼しい館内で職人の手元をじっくり。木の香りが濃く漂います。
- 角館
黒板塀と青葉の対比が濃くなります。朝のうちは通りが静かで、蔵の中はひんやりしています。
- 上桧木内駅
田んぼの緑がいちばん濃い季節。列車の待ち時間も、里の音だけでいられます。
- 乳頭温泉郷
ブナの緑が濃くなり、川音と虫の声だけになります。朝晩は湯が恋しい涼しさです。
- 玉川温泉
岩盤の上にゴザを敷いて横になる人が並びます。山の空気と地熱が同居しています。
- 田沢湖
湖水浴とボートの季節。水深が深いぶん、岸から少し離れると水の色が急に濃くなります。
- 田沢湖駅
駅舎はガラス張りで明るい造りです。バス待ちの時間は観光情報センターで埋まります。
大仙
横手
- 秋田ふるさと村
家族連れの比率が上がります。県内の工芸と土産を一箇所で見比べられます。
- かまくら館
外が暑いほど氷点下の展示室が効きます。貸し半纏を着て本物のかまくらに入れます。
- 横手市増田まんが美術館
涼しい館内で原画をじっくり。夏休みは家族連れで賑わいます。
- 増田の町並み
内蔵の中は真夏でもひんやりしています。外と蔵の温度差が、この様式の意味を教えてくれます。
- 横手駅
駅周辺の焼きそば店は昼で回転が速いです。横手やきそばは店ごとに別物と考えて選びましょう。
湯沢・雄勝
鳥海山麓
- 鉾立
登山口が動く季節。展望台までなら普段着で行けて、奈曽渓谷と日本海が一望になります。
- 蚶満寺
ねむの花が咲きます。「象潟や雨に西施がねぶの花」の句の現場に立てます。
- 象潟駅
鳥海ブルーラインが全線開く季節。海側も山側も、この駅を起点に動けます。
- 金浦
漁港の防波堤の向こうに日本海の夕日が落ちます。海辺は風が抜けて、夕方の散歩がいちばん良い時間になります。
- 象潟九十九島
緑の稲の海に島の松が浮かびます。朝の横からの光がいい時間帯です。
- 元滝伏流水
湧き水の水温が低く、滝の前だけ空気が変わります。苔の緑がいちばん濃い季節です。
- 道の駅象潟ねむの丘
夕日が日本海に落ちる時間の展望温泉が名物です。海水浴帰りの車で混みます。
大館・小坂
- 秋田犬会館
涼しい展示室でハチ公と犬種の歴史をたどりましょう。実犬の展示は暑い時間帯を外してください。
- 秋田犬の里
暑い時間帯は犬も休憩に入ります。展示スケジュールを見てから訪ねましょう。
- 小坂鉱山のまち
明治百年通りのアカシア並木が茂ります。芝居小屋の常打ち公演はこの季節が中心です。
- 小坂鉄道レールパーク
構内は日差しが強いので、朝の回で乗って、昼は康楽館の芝居へ。
- 大館駅
花輪線と奥羽本線の乗換で滞在時間が生まれやすい駅。駅隣の秋田犬の里で埋まります。
鹿角
- 道の駅かづの あんとらあ
8月の花輪ばやし本番前に寄ると、屋台の意匠を明るい場所でじっくり予習できます。
- 八幡平ドラゴンアイ(鏡沼)
雪が解けきると、静かな山上の沼に戻ります。八幡沼の湿原の木道歩きと合わせて、涼しい山の一日が組めます。
- 後生掛温泉
泥火山を巡る自然研究路が歩けます。硫気の谷を木道でたどる、他にない散歩道です。
- 八幡平大沼
ワタスゲとニッコウキスゲの季節。標高が高く、下界より一枚涼しいです。
- 鹿角花輪駅
八幡平アスピーテラインが開く季節。バスの行き先が一気に増えます。
- 大日霊貴神社(大日堂)
大きな堂の中は薄暗く涼しいです。格天井を見上げる時間だけで来る価値があります。
- 大湯温泉
十和田湖と環状列石を回る旅の拠点に良い季節。朝晩は高原の涼しさになります。
- 大湯環状列石
草地の緑と石の輪の対比がはっきりします。遺跡は屋根がないので、帽子と水を。
- 十和田湖・発荷峠
湖畔まで下りれば遊覧船とカヌー。秋田側の和井内は青森側より人が少ないです。
- 湯瀬温泉
谷底は朝夕が涼しいです。渓谷沿いの遊歩道を歩いてから湯に入る組み方ができます。
森吉・阿仁
能代・白神
- 岳岱自然観察教育林
ブナの緑と苔が濃くなります。世界遺産の緩衝地域で、登山ではなく散策で白神の森に入れます。
- 風の松原
松の中は外より涼しく、木漏れ日の遊歩道が続きます。海水浴とセットで歩けます。
- きみまち阪
緑が濃く、川風が通ります。木陰のベンチで長居できます。
- 能代駅
五能線の観光シーズン。ホームにバスケットゴールが立つ駅として知られています。
- 白神山地世界遺産センター(藤里館)
岳岱へ行く前に寄ると、森の見え方が変わります。展示は涼しい屋内です。