春
雪解けの静かな境内。舞楽の正月が終わり、堂は里の日常に戻っています。
- 静かな境内
おおひるめむちじんじゃ
夜明けの舞楽が千年続く、里の大堂。
だんぶり長者の伝説を縁起に持つ古社。正月二日の大日堂舞楽は、周辺の4つの集落がそれぞれの舞を分担して受け継いできたもので、国の重要無形民俗文化財、そしてユネスコ無形文化遺産に記されています。舞は夜明けから始まります。寒さの底で見る芸能がどういうものか、ここで知ることになります。
大日堂の建物そのものも見応えがあります。堂は江戸期に再建されたものですが、桁行の大きさは山里の社としては破格で、この規模の堂を四つの集落が支えてきた事実に、舞楽千年の重みが宿ります。
舞楽の日以外に訪ねるなら、静かな境内で天井と彫刻を見上げる時間になります。八幡平駅からの道は集落の生活道路で、だんぶり長者伝説の米代川源流域の里の空気ごと歩けます。
雪解けの静かな境内。舞楽の正月が終わり、堂は里の日常に戻っています。
大きな堂の中は薄暗く涼しいです。格天井を見上げる時間だけで来る価値があります。
里の稲刈りと重なる季節。だんぶり長者の伝説が実りの風景とつながります。
1月2日、夜明け前から大日堂舞楽が奉納されます。この日は里全体が舞台になります。
まち泊なら花輪、湯治なら後生掛や大湯温泉。八幡平の山の湯に泊まると、朝の湿原と湯を独り占めできます。