春の秋田

雪解けから桜まで、遅い春が一気に来ます。角館のしだれ桜、水を張った田んぼ、雪代で太る川。ここでしか読めない春の見どころを、エリアごとに引けます。

角館(春)
角館

服装と持ち物

雪解けと花冷えが同居する季節です。日中は軽くても、朝夕は冬の名残が戻ります。脱ぎ着できる重ね着と、足元は濡れてもいい靴を。桜の時期の角館は夜まで歩くことになるので、夜桜の分の一枚を忘れずに。

この季節の行事

この季節の見どころ

秋田市

  • 赤れんが郷土館

    外町歩きの起点にいい季節。れんがの赤が春の光でやわらかくなります。

    外町歩きの起点

  • 秋田空港

    雪解けの水田が機窓に光る季節。空港から市街へはリムジンバス一本で着きます。

    機窓の水田

  • 秋田県立美術館

    ラウンジの水庭越しに、堀端の桜が借景になります。館内から見る花見。

    水庭越しの桜

  • 秋田市民市場

    山菜の季節。こごみ、ばっけ、しどけが通路の端から並びはじめます。

    山菜

  • 秋田駅

    千秋公園の桜まで徒歩十分。改札を出て堀端まで、寄り道なしで花に届く駅。

    千秋公園の桜

  • 秋田城跡

    史跡公園の桜と復元された東門。人の少ない花見場所として覚えておくと便利です。

    東門と桜

  • 竿燈大通り

    通りの欅が芽吹きます。祭りの気配はまだなく、幅の広さだけが残っています。

    欅の芽吹き

  • 川反

    旭川沿いの桜が通りの入り口を染めます。夜桜と提灯の取り合わせはこの通りの持ち分。

    川沿いの桜

  • あきた芸術劇場ミルハス

    堀の桜を見てからロビーへ。ガラス越しに桜を見下ろす席があります。

    堀端の桜

  • 太平山三吉神社

    太平山の雪が解け、里宮の杜に春が届きます。初詣と梵天の熱気が去った静かな季節。

    静かな杜

  • ねぶり流し館

    千秋公園の桜の帰りに寄れる距離。館内は空いていて、竿燈を根元からゆっくり見上げられます。

    静かな館内

  • 大森山動物園

    開園期の始まりです。動物の子が生まれる季節で、掲示板の出生情報から回る順を決めましょう。

    春の開園

  • セリオン

    港の岸壁に釣り人が戻ります。展望室から、海の色の変わり目が見えます。

    春の港

  • 千秋公園

    堀端の桜が水面に落ちます。石段の上から外堀を見下ろせます。

    外堀

  • 土崎みなと歴史伝承館

    港の風がまだ冷たい季節。屋内でじっくり曳山と向き合えます。

    屋内展示

男鹿

  • ゴジラ岩

    空気が澄んで、岩の輪郭がはっきり出ます。磯は風が強い日が多いです。

    輪郭

  • 八望台

    残雪の白神山地まで見える日があります。狙うなら空気の澄んだ午前です。

    遠望

  • 寒風山

    野焼きのあとの芝が伸びはじめ、山全体が均一な緑になります。

    芝の緑

  • なまはげ館

    杉木立の参道に雪解けの水音。観光の谷間で、展示室をほぼ独占できます。

    静かな展示室

  • 入道崎

    芝が緑に戻り、風はまだ冷たいです。観光バスの来ない朝は岬を貸し切りにできます。

    春の芝

  • 男鹿水族館GAO

    ホッキョクグマの屋外プールが陽気で動き出します。混雑前の落ち着いた季節です。

    春の館内

  • 男鹿温泉郷

    海霧の朝が増えます。湯上がりに北浦の港へ下りると、春の海の匂いがします。

    北浦の港歩き

  • 男鹿駅

    沿線の田に水が入り、車窓が光ります。半島の春は市街より一歩遅れて来ます。

    水鏡の車窓

  • 大潟村

    桜と菜の花の並木道が十一キロ続きます。車窓の左右が黄色と桃色だけになります。

    菜の花ロード

  • 真山神社

    杉木立の参道に春の光が差し込みます。なまはげ館から続けて歩けます。

    杉並木

  • 雲昌寺

    あじさいの株がいっせいに芽吹きます。観覧の列が立つ前の、海辺の寺の静かな季節です。

    芽吹きの境内

仙北

  • 抱返り渓谷

    雪解け水で流れが太くなります。水の青は濁らず、むしろ深くなります。

    雪解けの流れ

  • 御座石神社

    雪解けの湖はまだ静かです。朱の鳥居が一年でいちばん濃く見えます。

    朱の鳥居

  • 角館樺細工伝承館

    桜の時期の武家屋敷通りの避難先にもなります。皮の桜と花の桜を同じ日に見られます。

    実演桜と併用

  • 角館

    武家屋敷のしだれ桜と桧木内川堤のソメイヨシノが続けて咲きます。通りは一年でいちばん人が多いです。

    しだれ桜桧木内川堤

  • 上桧木内駅

    雪解けの桧木内川沿いに、遅い春が来ます。車窓の残雪と芽吹きの境目を走る区間です。

    雪解けの川

  • 乳頭温泉郷

    雪解けのブナ林に新緑が差します。湯上がりの外気がちょうどよくなります。

    新緑の湯

  • 玉川温泉

    残雪の中で湯けむりだけが濃く上がります。道路の開通状況を見てから向かってください。

    残雪の湯けむり

  • 田沢湖

    雪解けで湖の水位が上がります。残雪の駒ヶ岳が湖面に映る朝があります。

    残雪の駒ヶ岳

  • 田沢湖駅

    駅前の桜と、まだ白い山。角館の花見客で新幹線ホームが賑わいます。

    駅前の桜

大仙

  • はなび・アム

    花火の計画は春から動きます。桟敷の仕組みを先に知るなら、この時期の見学が効きます。

    計画の季節

  • 払田柵跡

    復元された外柵と桜、背後の残雪の山が一枚に収まります。

    桜と外柵

  • 旧池田氏庭園

    公開が始まる季節。芝生と新緑で庭の骨格がよく見えます。

    公開開始

  • 刈和野駅

    雄物川沿いの残雪が消え、田に水が入ります。大綱の熱気が去った静かな町。

    川沿いの春

  • 大曲駅

    雪解けの仙北平野を新幹線が走り抜けます。車窓の田起こしが春の合図です。

    車窓の春

横手

  • 秋田ふるさと村

    連休は一年のピーク。工芸実演を落ち着いて見るなら午前のうちです。

    春の実演

  • かまくら館

    雪まつりの余韻が消えるころです。氷点下の部屋のかまくらだけが冬を保存しています。

    保存された冬

  • 横手市増田まんが美術館

    蔵のまち歩きとセットで半日になります。企画展の入れ替わり時期。

    企画展

  • 増田の町並み

    雪解けとともに通りの表情が開きます。蔵の漆喰に春の光が入ります。

    漆喰の光

  • 横手駅

    雪解けの水路の音がまちに戻ります。焼きそばの店巡りが歩きやすくなります。

    雪解けのまち

湯沢・雄勝

  • 泥湯温泉

    雪代で山の水音が大きくなります。湯けむりと残雪が同じ視界に入ります。

    残雪と湯けむり

  • 稲庭のまち

    山あいの雪が消えて、まち歩きがしやすくなります。新緑と白いうどんの季節。

    まち歩き

  • 川原毛地獄

    残雪と白い山肌の境目が曖昧になります。道路の開通を待ってから入ってください。

    開通待ち

  • 小安峡

    雪解け水で皆瀬川が太ります。湯気と水音が谷に満ちます。

    雪解けの谷

  • 西馬音内

    そば屋の昼だけが動く静かな通り。会館で衣装をゆっくり見るなら今です。

    静かな会館

  • 湯沢駅

    雪解けの酒蔵通り。仕込みを終えた蔵の新酒が店に並びます。

    新酒の季節

鳥海山麓

  • 鉾立

    ブルーライン開通直後は道の両側に雪の壁が残ります。冬と春を一度に走れます。

    雪の回廊

  • 蚶満寺

    田に水が入ると、寺の周りが芭蕉の見た「潟」に少しだけ戻ります。

    水鏡の九十九島

  • 象潟駅

    九十九島の田に水が入る、一年で最も潟らしい数週間の最寄り駅。

    水鏡の季節

  • 金浦

    勢至公園の桜が、県内の花見の先頭を切って咲きます。海の近さのぶん、春が早く来ます。

    勢至公園の桜

  • 象潟九十九島

    田に水が張られる季節だけ、島々が本当に「浮かぶ」姿になります。年でいちばん潟らしい風景です。

    水鏡の島

  • 元滝伏流水

    雪解けで水量が増えます。遊歩道はぬかるむので、靴を選んでください。

    雪解け水

  • 道の駅象潟ねむの丘

    水鏡の九十九島を上から確かめられる唯一の高さ。展望塔は無料です。

    展望塔

大館・小坂

  • 秋田犬会館

    5月3日の本部展の前後は、まち全体の犬密度が上がります。会館はその中心にあります。

    本部展

  • 秋田犬の里

    換毛期で犬たちが冬毛を脱いでいきます。ブラッシングの姿が見られる日もあります。

    換毛期

  • 小坂鉱山のまち

    アカシアの若葉が通りに戻ります。この花の蜂蜜が町の名物になっています。

    アカシアの若葉

  • 小坂鉄道レールパーク

    雪が消えてレールバイクの季節が始まります。風がまだ冷たいので、一枚多く着て乗るくらいでちょうど良いです。

    レールバイク

  • 大館駅

    駅前のハチ公像に春の光。乗換の待ち時間で秋田犬の里まで往復できます。

    駅前の春

鹿角

  • 道の駅かづの あんとらあ

    山菜が産直の棚に並び始めます。祭り展示館は空いていて、屋台を独り占めできる季節です。

    山菜の産直

  • 八幡平ドラゴンアイ(鏡沼)

    雪解けの進む鏡沼の中央だけが円く残り、周囲から青い水がひらいて「竜の目」が現れます。例年の見頃は5月末から6月上旬。アスピーテラインの開通後だけ会える光景です。

    ドラゴンアイ

  • 後生掛温泉

    雪の回廊のアスピーテラインが開きます。湯は変わらず、景色だけが季節を追いかけます。

    雪の回廊

  • 八幡平大沼

    雪解けとともにミズバショウが出ます。木道の雪の残りは年によります。

    ミズバショウ

  • 鹿角花輪駅

    盆地の雪が解け、山の白だけが残ります。駅前の店に山菜が並びます。

    盆地の春

  • 大日霊貴神社(大日堂)

    雪解けの静かな境内。舞楽の正月が終わり、堂は里の日常に戻っています。

    静かな境内

  • 大湯温泉

    残雪の山と雪解けの大湯川。環状列石の野外が雪から顔を出す季節でもあります。

    雪解けの川音

  • 大湯環状列石

    雪が引いて石の輪が現れます。一年で最初に遺跡が「開く」季節。

    雪解けの遺跡

  • 十和田湖・発荷峠

    峠の雪の壁が崩れて道が開きます。湖畔の新緑は下界よりひと月遅れて来ます。

    遅い新緑

  • 湯瀬温泉

    雪解けの米代川が谷を鳴らします。新緑は市街より少し遅れて谷に届きます。

    雪解けの渓谷

森吉・阿仁

  • 阿仁マタギの里

    山菜の季節はマタギの里の本領。宿の膳に山の名前が並びます。

    山菜の膳

  • 阿仁合駅

    沿線の田に水が入り、車窓が鏡になります。徐行区間では運転士が案内を入れます。

    水鏡の車窓

  • 森吉山

    残雪の上の春スキーの季節。山頂部の雪田と麓の新緑が同居します。

    残雪と新緑

  • 大太鼓の館

    雪解けの国道7号沿いです。ドライブ休憩に世界一を見る、という寄り道ができます。

    寄り道の世界一

  • 大館能代空港

    残雪の白神山地を左手に見ながら降ります。県北の桜は市街より少し遅れてやってきます。

    残雪の白神

  • 太平湖・小又峡

    山の雪解けを集めて湖の水位が上がります。船の運航が始まるのは初夏からです。

    新緑

能代・白神

  • 岳岱自然観察教育林

    残雪とブナの芽吹きが同時に来ます。林道の開通を確かめてから入ってください。

    芽吹きと残雪

  • 風の松原

    新緑の下草が戻り、走る人と歩く人が増えます。松の香りが強くなる季節です。

    春の遊歩道

  • きみまち阪

    桜とツツジが順に咲きます。川と屏風岩を見下ろす位置に花が重なります。

    ツツジ

  • 能代駅

    海霧の晴れ間に五能線が出ていきます。旅の始まりの空気が濃い駅です。

    春の五能線

  • 白神山地世界遺産センター(藤里館)

    山開き前の情報収集に。残雪期の入山可否はここで確かめるのが確実です。

    入山情報