春
雪解けの米代川が谷を鳴らします。新緑は市街より少し遅れて谷に届きます。
- 雪解けの渓谷
ゆぜおんせん
渓谷の底に湯けむり。駅から歩いて着く温泉地。

米代川の渓谷沿いにある温泉地。花輪線の湯瀬温泉駅から歩いて宿に着く、鉄道の旅と相性のいい立地が持ち味になっています。肌がすべすべになる湯として知られ、渓谷の景色と湯だけに専念する滞在に向いています。
湯瀬渓谷は紅葉の名所で、秋は湯船からも遊歩道からも谷の色を楽しめます。花輪ばやしや大日堂舞楽と組み合わせれば、鹿角の行事と湯を一本の線でつなぐ旅程になります。
鹿角花輪駅から列車で十五分という距離は、祭りの夜の宿としても現実的です。花輪の市街に宿が取れない日の代替としても覚えておくと効きます。
名は、米代川の瀬に湯が湧き出していたと伝わる「湯の瀬」から。渓谷の底に駅と宿が寄り添う地形は、川沿いに線路を通した花輪線ならではのもので、列車を降りてから湯に着くまでの距離の近さがこの温泉地の設計になっています。車窓の渓谷は雪の季節がいちばん川面に近く見えます。
雪解けの米代川が谷を鳴らします。新緑は市街より少し遅れて谷に届きます。
谷底は朝夕が涼しいです。渓谷沿いの遊歩道を歩いてから湯に入る組み方ができます。
湯瀬渓谷の紅葉が本領です。湯船から見上げる谷の斜面が一面の色になります。
花輪線で着く雪見の湯。列車の本数が少ないぶん、着いてからは湯と静けさに専念できます。
まち泊なら花輪、湯治なら後生掛や大湯温泉。八幡平の山の湯に泊まると、朝の湿原と湯を独り占めできます。