春
新緑の下草が戻り、走る人と歩く人が増えます。松の香りが強くなる季節です。
- 春の遊歩道
かぜのまつばら
海沿いに松林が七キロ続きます。中は音が変わります。

日本最大級の松の砂防林です。飛砂からまちを守るために植え続けられてきた黒松の林で、内部に遊歩道とランニングコースが通ります。観光地というより、能代というまちの成り立ちそのものです。
東西幅約1km・総延長約14kmという規模で、中に入ると海の方向がわからなくなるほど深いです。江戸期から植え続けられてきた松が、いまは市民の散歩・ランニングコースとして日常に溶けています。「いこいの広場」周辺が歩きやすい入り口です。
砂防林がなぜ必要だったかは、林を抜けて海側の砂丘に出るとわかります。風と砂の圧力を体で感じてから林に戻ると、この松原が数百年がかりの土木工事だったことが腑に落ちます。
新緑の下草が戻り、走る人と歩く人が増えます。松の香りが強くなる季節です。
松の中は外より涼しく、木漏れ日の遊歩道が続きます。海水浴とセットで歩けます。
松の中に広葉樹の色が点々と混じります。落ち葉のクッションの上を歩けます。
松原が季節風を受け止める音を聞く場所です。まちを守ってきた仕組みが体でわかります。
能代市街のビジネス系が実務的な拠点です。森は日帰りが基本形で、山側に泊まる選択肢は少なめです。二ツ井方面と組むなら、道の駅周辺の宿も候補になります。