春
山菜の季節。こごみ、ばっけ、しどけが通路の端から並びはじめます。
- 山菜
あきたしみんいちば
駅から徒歩五分の台所。朝が主役。

「市民の台所」を名乗る市場。観光向けに整えられていないのが持ち味で、値札と会話がそのまま秋田の季節の記録になっています。買って帰れない旅行者は、場内の食堂で季節を食べるのが正解です。午後は店じまいが早めです。
狙い目は午前。ハタハタ、いぶりがっこ、山菜、きのこと、棚の中身が季節でまるごと入れ替わるので、いま秋田で何が旬なのかを知るには観光案内所より早いです。店の人との短いやり取りが、そのまま食べ方の講義になります。
場内には鮮魚を握ってくれる寿司店や食堂があり、買えない旅行者でも市場の実りを昼食で受け取れます。駅から徒歩約5分という立地なので、列車待ちの一時間を差し込むだけでも成立します。
山菜の季節。こごみ、ばっけ、しどけが通路の端から並びはじめます。
岩牡蠣が主役になります。その場で開けてもらって一つ、が夏の通過儀礼。
きのこと新米で売り場の色が変わります。鍋の材料がここで一式そろいます。
ハタハタが並ぶ季節。通路の空気が魚と雪のにおいになります。
駅西口周辺にホテルが集まり、県内周遊の起点泊に向きます。川反の徒歩圏に取ると、夜の一杯から宿まで歩いて完結します。