春
山菜の季節。こごみ、ばっけ、しどけが通路の端から並びはじめる。
- 山菜
あきたしみんいちば
駅から徒歩五分の台所。朝が主役。
未実測AI による下書き。現地で確かめた情報から、実測日つきで置き換えていく。
「市民の台所」を名乗る市場。観光向けに整えられていないのが持ち味で、値札と会話がそのまま秋田の季節の記録になっている。買って帰れない旅行者は、場内の食堂で季節を食べるのが正解。午後は店じまいが早い。
山菜の季節。こごみ、ばっけ、しどけが通路の端から並びはじめる。
岩牡蠣が主役になる。その場で開けてもらって一つ、が夏の通過儀礼。
きのこと新米で売り場の色が変わる。鍋の材料がここで一式そろう。
ハタハタが並ぶ季節。通路の空気が魚と雪のにおいになる。