春
桜と菜の花の並木道が十一キロ続きます。車窓の左右が黄色と桃色だけになります。
- 菜の花ロード

おおがたむら
湖を干して作った村。地平線まで田んぼが続きます。

日本第二の湖だった八郎潟を干拓して生まれた村。碁盤目の農道と防風林、地平線まで続く田は、日本の他のどこにもないスケール感があります。観光地ではなく「風景そのもの」が目的地です。春の菜の花ロードだけは行事的な人出になります。
村の中心部には干拓の歴史を伝える干拓博物館があり、湖底だった土地に村を作る事業がどれほどの規模だったかを模型と映像で追えます。全国から入植者を募った村なので、集落の作りも碁盤目で計画的です。地名も「東1-2」のような座標式で、走っているだけで人工国土の感覚が伝わります。
桜と菜の花の季節は、防風林の桜並木と菜の花の帯が約11km続く「桜・菜の花ロード」が村の顔になります。花期以外なら、地平線まで続く田と直線道路そのものが見どころで、車窓の風景が主役になる珍しい目的地です。
桜と菜の花の並木道が十一キロ続きます。車窓の左右が黄色と桃色だけになります。

見渡す限りの緑の水田。日本で唯一「地平線が田んぼ」の風景があります。
刈り入れで村全体が金色から土色へ変わっていきます。干拓地の一年の締めです。
防風林の列が地吹雪を受け止めます。人工の村の設計は、冬に一番よく見えます。
半島に泊まる価値は「夕日のあとに移動しないこと」です。男鹿温泉郷か戸賀湾周辺が拠点になります。日帰りで回して秋田市泊に戻す組み方でも成立はします。